発売から5年経過したHomeVac H11の現状
Ankerの家電ブランド(Eufy)から2020年に発売されたハンディクリーナー「Eufy HomeVac H11」は、発売から約5年が経過し、使用頻度によっては内蔵されているリチウムイオン電池の劣化や寿命がきた人もいるのではないでしょうか。
充電しても吸引力が弱くなり、動作時間が極端に短くなるといった症状が出ると、自分でバッテリーを交換して延命したい。その他に、故障したハンディクリーナーを自分で直して使い続けたいと考える人もいるでしょう。
また、近年、リチウムイオン電池の発火や破裂を原因とする事故が相次いでおり、ごみ収集車や一般廃棄物焼却施設(清掃工場)で火災が発生する事例が全国的に問題となっています。
そのため、電池セル(リチウムイオンバッテリー)や、モーターなどを取り出して素材ごとに分別し、適切に処分したいという人もいるのではないでしょうか。
わたしも試行錯誤しながら、内部ユニットを取り出しました。しかし、このハンディクリーナーはメインカバーを取り外す際、非常に高いこじ開け力が必要とするため、外装に目立つ凹みや損傷を与えてしましました。
そこでこの記事では、なるべく外装の損傷を抑えながら、本体(ハウジング)から、モーター、回路基板、バッテリーセルなどが一体となった内部ユニットの取り出し方を解説します。
内部ユニットの取り出し方
ステップ1
最初にフロントカバーとダストカップを取り外します。
モーターハウジングとメインカバーが結合する継ぎ目の位置は、紫の加飾とハウジングのあいだにあります。一度もメインカバーを開けていない状態だと、この継ぎ目を目視で確認することは難しいです。
そのため、メインカバーをこじ開ける隙間を広げるため、まず最初に継ぎ目に沿って中型~大型タイプのカッターの刃を少しずつ入れていきます。この作業を5分ほど繰り返していると、継ぎ目に0.5mmの隙間が開きます。
ステップ2
継ぎ目にわずかな隙間ができたら、そこにカッターの刃を差し込み、刃を本体側に倒すようにしながら、少しずつこじっていきます。一気に刃を深く傾けるのではなく、角度を浅く傾けながら継ぎ目に沿って外周全体を何度か回し、全体に均一な遊びが出てきた段階で、刃を倒す角度を徐々に強めていきます。
最初から強くこじるとハウジングが変形する原因になるため、段階的に進めることが重要です。なお、ハウジング側のほうが脆いため、刃をメインカバー側に倒すと、変形や凹みの原因になるので注意します。
ステップ3
カッターの刃を倒したときに1mmほどの隙間ができるようになったら、次はそこに先端の厚さが1.5mmほどのマイナスドライバーを差し込みます。
そして、マイナスドライバーを軽く右に回しながらこじって作った隙間に、短く切った爪楊枝を差し込んでいき、全体に均一な隙間をつくっていきます。ちなみに、隙間に差し込んだ爪楊枝は水で濡らすとわずかに膨張し、抜けにくくなります。
ステップ4
次に幅が1cm以上、厚みが1.5mmほどのヘラなどを隙間に差し込んで、全体の隙間をさらに均一に広げていきます。この作業を繰り返しているとメインカバーを取り外すことができます(わたしはカースキ[皮スキ]を使用しました)。
メインカバーを取り外すコツ
メインカバーは、外周全体に沿って配置された4つの爪によって、モーターハウジング側に固定されています。
これらの爪の位置は、eufyのロゴを2つの爪の間に位置するように配置されており、残りの2つはその爪の対角線上にあります。そのため、取り外し方のコツは、爪の位置の両側にこじる工具を配置してこじ開けることです。
固い箇所の爪の対処法
どうしてもこじ開けられない固い爪がある場合は、その爪の左右90度の位置にある爪をクランプで軽く固定し、真円形状をわずかに変形させて楕円にし、外れにくい爪にかかっている保持力を弱めた状態でこじると外しやすくなります。
メインカバーの取り付け方
ハウジングとメインカバーを取り外したら、爪の部分に潤滑剤を塗布しておきます。こうすることで次回から軽い力で取り外せるようになります。ハウジングとメインカバーを取り付ける場合は、メインカバーの突起した部分をeufyのロゴに合わせて、地面に押し付けながら差し込みます。
内部ユニットの取り出し方
モーターハウジング側に固定されている内部ユニットは、スイッチの前側を強く押し、床に軽く叩きつけると簡単に取り出せます。このときに内部ユニットが床にぶつかり強い衝撃が加わるため、クッションになるものを敷いたほうがよいでしょう。
バッテリー交換は素人には難しい
今回、充電することができなくなっていたのですが、外れてたピンコネクタを差し込んで、モーターファンに詰まってた猫の毛を除去したら充電できるようになりました。
ちなみに、バッテリーホルダーは背面の差し込みピン、前面のスナップフィットで固定されており、ペンチがあれば取り外すことができます。
メイン回路基板は1本のネジで固定され、2つのピンコネクタ、電池端子に溶接されたニッケルストリップによって接続されているので、素人が電池交換するのは困難です。
一連の流れを動画で復習する
内部ユニットの取り外しは、ツメの掛かり具合や力加減など、写真だけでは伝えきれない細かなコツがあります。YouTubeチャンネルで、実際の作業工程を解説した動画を公開しています。「記事を読んだけど、ここの手順が不安だな……」という方は、ぜひ動画もあわせてチェックしてみてください!























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