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マキタのような電動工具メーカーのコードレス掃除機は一番重たい

軽さ重視で選ぶなら重量よりバランスが大事

R18DSAL 重さ

マキタはヘッドがシンプルだから重量が軽いだけであって、本体は重く重心がアンバランス

マキタ、日立工機、ボッシュ、リョービのような電動工具メーカーのコードレス掃除機と、家電メーカーのハイエンドタイプのコードレス掃除機の重量を比較すると、電動工具メーカーは18Vシリーズのモデルでも約1.5kg前後しかないので、2kg以上ある家電メーカーの製品に比べると軽量になっている。

この軽さに惹かれて電動工具メーカーの製品を購入するユーザーも多いが、電動工具メーカーの製品で体感重量が軽く感じるのは7.2Vや10.8Vシリーズのモデルだけであて、14.4Vや18Vシリーズの業務用コードレス掃除機は、家電メーカーのハイエンドタイプの製品より明らかに体感重量が重たく感じる。

ヘッドの構造

電動工具メーカーが軽いのには理由が…

なぜ、電動工具メーカーのほうが重量が軽いのに体感重量が重たく感じるのかというと、電動工具メーカーのコードレス掃除機は床用ヘッドが非常にシンプルな構造になっているので、ヘッドに回転ブラシやモーターが搭載されておらず軽くなっている。一方、家電メーカーのハイエンドタイプのコードレス掃除機は、本体は軽いのにヘッドに回転ブラシや重たいモーターが搭載されているので、本体にヘッドと延長管を装着した重量が電動工具メーカーより重たい数字になっている。

例えば、ダイソンDC62のコードレス掃除機は、マキタや日立工機の業務用モデルより重量が重たい仕様(スペック)になっているが、ヘッドと延長管を外して本体重量を測ると約1.2kgと、マキタや日立工機の上位モデルより軽くなる。ヘッドを床につけて掃除をしている際、ヘッドの重みは手首の負担とならないので、重たいバッテリーがハンドル下に外付けされていてダイレクトに手首に重さがかかってくる「マキタ」や「日立工機」の業務用モデルのほうが手首に負荷がかかりやすいのだ。

R14DSAL 重さ

男性でも長時間掃除をしていると手首が痛くなってくる

従って、5分間掃除をした場合、真っ先に手首がだるくなってくるのは電動工具メーカーの14.4Vや18Vシリーズのモデルである。業務用のマキタや日立工機のコードレス掃除機が軽いという口コミもあるが、色んな製品を使い比べた結果、間違いなく一番体感重量が重たい部類に入ります。まだまだ、電動工具メーカーの14.4V/18Vシリーズのモデルは力のない女性や老人が持つと重たいと感じる人も多いだろう。

ちょいがけであったり、連続使用時間が短いのであれば電動工具メーカーの業務用シリーズでも問題ないが、みっちり掃除をする場合は重心となる(バッテリー、モーター、ダストカップ)がバランスよく配置されている家電メーカーの製品のほうが手首に負担がかかりにくい。

家電メーカーのハンディタイプのコードレス掃除機で体感重量が軽いのは東芝のトルネオV

VC-CL200とVC-CL1200の重さ

東芝の「VC-CL1200」は、シャープの「FREED2」より軽かった

ちなみに、ダイソンのように重心が上にあるハンディタイプのスティック型コードレス掃除機の中で一番体感重量が軽く感じたのはシャープのFREED2と絶賛していたが、最近、使い倒してた東芝トルネオVシリーズのVC-CL1200/VC-CL200のほうが明らかに軽くなっており、長時間掃除をしても手首がだるくならなかった。あのFREED2が重たく感じるほど軽く驚いた。

東芝は、今月の下旬(9月)に新しいトルネオV コードレスシリーズ「VC-CL1300」を発売するので、前モデルを経済的に購入したいのであれば、新しいモデルが発売されて価格が落ちたときのほうが狙い目だろう。最安値を調べる方法はこちらのページを参考にしてください。

今年(2016年)発売されたハンディタイプのスティック型コードレス掃除機の中で体感重量が軽そうなのはパナソニックのIT。今月はパナソニックのITと東芝のVC-CL1200の重さを比較したい。「VC-CL1300」は価格が落ちてきたら購入したい。

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