日立工機のR14DSALを徹底調査(使用レビュー)

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日立工機のR14DSALを徹底調査(使用レビュー)


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R14DSALの特徴

R14DSALの使用レビュー(感想)

▽R14DSALの仕様(スペック)
●吸込仕事率:35W
●連続運転時間:35分
●充電時間:35分
●質量:1.3kg
▽R14DSALの特徴
●ダストケース集じん方式
●セパレートチャージ式
●ノーマルヘッド
●トリガースイッチ
●LEDライト付き

マキタの影に隠れる時代は終わった

日立工機が2014年12月に発売した「R14DSAL」は、2009年3月に発売された「R14DSL」に続くスティック型コードレス掃除機の第2弾となるモデルだ。前モデルの「R14DSL」は、同年に発売されたマキタの「CL140FDRFW」より吸引力が弱かったため、家庭用として使用する人は少なく人気がなかった。従って、「R14DSL」を持っている人は日立工機の充電式電動工具を持っている業者の方が多いはずである。(実際にネットではR14DSLを家庭で使用している情報は少ない)。

しかし、今回日立工機から発売された「R14DSAL」は、2009年~2010年に発売されたマキタの業務用モデル(14.4V/18Vシリーズ)より、吸込仕事率が高くなっているため、家庭で電動工具メーカーのコードレス掃除機を使用するユーザー層のあいだで人気がでると予想される。個人的にも新しく発売された「R14DSAL(14.4V)」や「R18DSAL(18V)」は、2009年~2010年に発売されたマキタの同クラスの業務用コードレスより吸引力が強いのでおすすめである。

形名 本体 バッテリー 充電器
R14DSAL(LJC)
2014年12月発売
BSL1450
容量(5.0Ah)
UC18YSL2
R14DSAL(LYP)
2016年6月発売
BSL1460
容量(6.0Ah)
UC18YDL
R14DSAL(NN)
2014年12月発売
無し 無し

R14DSAL(LJC)とR14DSAL(NN)の違い

マキタや日立工機のような電動工具メーカーは、コードレス掃除機のセット品だけでなく、本体や充電器やバッテリーを単品でも販売しています。R14DSAL(LJC)は本体に充電器とバッテリーが同梱されているセット品、R14DSAL(NN)は本体のみとなります。なので、もし2台目を購入したい場合や、新しく発売されたモデルが欲しい場合は、セット品ではなく、本体のみを購入したほうが経済的です。

R14DSAL(LJC)とR14DSAL(LYP)の違い

追記、R14DSAL(LYP)は、2016年に発売されたマイナーチェンジモデルで、2014年に発売されたR14DSAL(LJC)に標準装備されているバッテリーより容量が大きいバッテリー(BSL1460)が付属されています。バッテリーの容量が1.0Ah増えているので、連続使用時間が延長されています。また、付属されている充電器(UC18YDL)も最新のモデルなので、同じ容量のバッテリーを充電した際、充電スピードが早くなっている。

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R14DSALの吸込仕事率(吸引力)

メーカー 発売日 モデル名 電圧 吸込仕事率
マキタ 2009年
2010年
2010年
CL140FDRFW
CL141FDRFW
CL142FDRFW
14.4V 25W
マキタ 2010年
2010年
CL180FDRFW
CL182FDRFW
18V 25W
日立工機 2014年 R14DSAL 14.4V 35W
日立工機 2014年 R18DSAL 18V 40W

マキタの18V(2009年モデル)より強い!

前モデル(R14DSL)の吸込仕事率は22Wと、同年に発売されたマキタのモデルより吸込仕事率が低かった。今回、新しく発売された「R14DSAL」は、2009年~2010年に発売された同クラス(14.4V)であるマキタのモデルより吸込仕事率が高くなっている。さらに2010年に発売されたマキタの18Vシリーズのモデルより吸込仕事率が高くなっているから驚きだ。

新しく発売された後出しモデルとはいえ、14.4Vの「R14DSAL」が18Vのマキタより吸引力が強いなんてにわかに信じられないと思う。そこで、双方のモデルに同じノズルを取り付けて、水を入れたペットボトルを持ち上げて、どちらが吸引力が強いのか検証してみることにした。結果は、14.4Vの「R14DSAL」は、マキタの14.4V/18Vのバッテリーを搭載した現行機種より吸引力が強い結果となった。

この検証の結果から、カプセル集じん式+吸引力重視で電動工具メーカーの製品を選ぶのであれば、マキタより2014年に発売した日立工機の業務用モデルのほうがおすすめだ。ただし、これは私が記事を書いている現在(2015年)のおすすめなので、もしマキタのような電動工具メーカーが新しいモデルを発売している場合は、仕様を確認してから選んだほうがよいだろう。マキタのラインナップ一覧はこちらどうぞ。

吸引動画

上は「R14DSAL」で色々なゴミを吸引した動画である。建築現場や工房で発生する木材の大鋸屑・切り屑から嵩があって重たいペットの餌・砂も吸引することが出来た。2009年~2010年のマキタ業務用モデルでもこの程度のゴミは軽々と吸い上げることが出来るが、やはり、吸込仕事率の高い「R14DSAL」のほうが吸い上げる勢いは強かった。

電動工具メーカーのスティック型コードレス掃除機は、吸引力が低下しにくいサイクロン集じんが採用されていないので、ゴミを吸い取れば吸い取るほどフィルターが目詰まりし吸引力が低下する欠点がある。なので、一度に大量のゴミを吸引したい場合や、吸引力が低下してイライラする人には、吸引力が強い日立工機の「R14DSAL」がおすすめである。

R14DSAL_ノーマルヘッド

▽ノーマルヘッドの利点
●髪の毛やペットの毛が絡みつかない
●固形のゴミを弾き飛ばさずに吸引できる
●コンパクト&軽いから取り回しやすい
▽ノーマルヘッドの欠点
●回転ブラシが付いていないから絨毯に絡みついたゴミや奥深くに入り込んだゴミが苦手
●ヘッドがコンパクトだから広い部屋(10帖以上)の掃除は効率が悪い

ノーマルヘッドを搭載

「R14DSAL」には、コンパクトで軽く、狭い場所で取り回しやすい「ノーマルヘッド」が標準装備されている。ノーマルヘッドはモーターヘッドと違い、吸込口に回転ブラシが搭載されていないので、カーペットに絡みついたゴミや奥深くに入り込んだゴミを集じんするのが苦手という短所がある反面、回転ブラシに絡みついてしまう髪の毛やペットの抜け毛、また、回転ブラシが弾いてしまう固形のゴミを効率よく集じんすることが出来る長所もあります。

従って、フローリングや畳のような平たい床や、固形のゴミやペットのゴミが大量に落ちている床の掃除に最適なヘッドといえるだろう。ただし、軽くて使い勝手はいいが、コンパクトなヘッドなので20帖もあるような広い部屋を掃除するのはしんどいかもしれない。ちなみに同年に発売された18Vの「R18DSAL」に標準装備されているノーマルヘッドと同じなのでヘッドの幅や重さは同じである。

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R14DSALの集じん方式

R14DSAL_フィルター

▽ダストケース集じん方式の利点
●こまめにゴミが捨てられる
●ゴミを捨てると吸引力が復活する
●紙パックの購入費用がかからない
▽ダストケース集じん方式の欠点
●ゴミ捨て時に埃が舞い上がりやすい
●フィルターが目詰まりしやすい
●定期的にフィルターの水洗いが必要

ダストケース集じん方式

R14DSALはダストケース集じん方式が採用されており、吸い込んだ空気とゴミをフィルターで分離してダストケースの中にゴミを回収することが出来る。ダストケースはひねることで本体から取り外せるので、紙パック方式と違い、こまめにゴミ捨てが行なえる利点がある。

●プレフィルターに付着したゴミを掻き落とす
●フィルターに目詰まりしたゴミは除去できない

除じんブレード

R14DSALや同年に発売されたモデルには、プレフィルターに付着したゴミをかき落とせる「除じんブレード」が搭載されている。これまで、プレフィルターに付着したゴミをかき落とす機構は、従来モデルや他の電動工具メーカーには採用されていなかったので目新しい。

除じんブレード

例えば、マキタのカプセル集じん式のコードレス掃除機は、ゴミを捨てる最に、プレフィルターに付着したゴミや棒やブラシでこそぎ落とさなければいけなかった。一方、R14DSALは、ダストカップの内側にゴム製の「除じんブレード」が3個配置されているので、ダストカップを2~3回左右に回転させることで、ゴミにふれずにプレフィルターに付着したゴミが落とせる仕組みになっている。

▽高機能フィルターのメリット
●目詰まりした粉じんを掃き取れる
●頻繁に水洗いしなくて済む

マキタの「高機能フィルター」で面倒な水洗いから解放される?!

ダストケースの内側に除人ブレードが備わっているといえ、除人ブレードが落とせるゴミはプレフィルター表面に付着しているゴミの塊だけである。R14DSALは、マイナーチェンジされるマキタの業務用モデルと同じ2重構造のフィルターが採用されているので、内側のフィルターに目詰まりした粉じん(微細な塵)を除去できる能力はない。なので、定期的にフィルターを水洗いしなければいけない短所がある。

フィルターの目詰まり

毎日がっつり掃除をした場合、月1~2回の頻度でフィルターを水洗いしなければいけないので、お手入れが面倒だと感じる方には、現在マキタの業務用コードレス掃除機に採用されている「高機能フィルター」をR14DSALに取り付けて使用することをおすすめする。この高機能フィルターは、純正のフィルターと違い目が細かいので、目詰まりした粉じんをブラシで掃き落とすことができます。なので、定期的に行なって面倒な水洗いから解放されます。

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R14DSALのスイッチ方式

R14DSAL_トリガースイッチ

●こまめにON/OFFできる
●バッテリーの無駄遣いがない

トリガースイッチ

R14DSALのスイッチはこまめにON/OFFができ、節電効果が期待できる「トリガースイッチ」が採用されている。掃除をしている間はトリガーを指で引き続けなければいけないので、部分的な掃除(ほんの一瞬だけ掃除したい)用途では最適であるが、長時間掃除するトリガーを引き続けていると指が疲れるというレビューもあり、人によって好みが分かれる点でもある。

ネットの口コミを見ているとスイッチの使い勝手を重要と考えているユーザーが多く、どうしてマキタのように押しボタン式のスイッチのモデルもださないのか疑問である。ちなみにわたしの家の部屋は狭いので、個人的にトリガースイッチのほうが使いやすいと感じた、特に目に付いたゴミをちょいがけする時や階段掃除で便利だと感じた。逆に一度に広範囲を掃除する場合は、ボタンを押せば作動し続けるボタン式の製品のほうが便利だと感じた。

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R14DSALのバッテリーと充電器の仕様

R14DSAL-バッテリー

バッテリー(連続使用時間)

R14DSAL(LJC)には電動工具に使用されている「BSL1450」というバッテリーが標準装備されている。「BSL1450」は大容量タイプ(5.0Ah)のバッテリーなので、35分間の充電で、約35分の連続稼動が可能となっている。ちなみにが画像は3.0Ahのバッテリーを装着している。メーカー発表では、容量が変わっても同じ重量となっているが、実際には容量が大きいほうが重く感じる。

追記:最初に発売されたR14DSAL(LJC)はBSL1450(5.0Ah)が付属されていたが、日立工機は、BSL1460(6.0Ah)というさらなる大容量のバッテリーを発売してから、R14DSAL(LYP)という形名のモデルを発売しています。同梱されているバッテリーの容量が増えているので、充電時間と稼働時間が長くなります。(連続使用時間42分)

バッテリー 容量 重量 連続運転時間
BSL1415 1.5Ah 320g 約11分
BSL1420 2.0Ah 320g 約14分
BSL1425 2.5Ah 320g 約17分
BSL1430 3.0Ah 520g 約22分
BSL1440 4.0Ah 520g 約28分
BSL1450
R14DSAL(LJC)付属
5.0Ah 520g 約35分
BSL1460
R14DSAL(LYP)付属
6.0Ah 520g 約42分
▽単品販売されているメリット
●バッテリーを自分で交換できる
●予備バッテリーを用意できる

バッテリーの種類

電動工具メーカーのバッテリーは種類が豊富。日立工機もマキタと同じようにバッテリーの種類が豊富で、電圧が同じバッテリーだと全てR14DSALと互換性があります。現在14.4Vのバッテリーは7種類販売されており、それぞれの違いは容量(Ah)が異なります。容量によって充電時間が稼働時間が変わるので、予備バッテリーを購入する場合やバッテリー交換する場合は、用途にあった容量のバッテリーを選ぶとよいだろう。

ちなみに一番安価で購入できるバッテリーは容量が3.0Ahのバッテリー(BSL1830)です。わたしは日立工機の(BSL1830)を2つ持っていたので、掃除機本体(約6000円)のみを購入しました。容量が3.0Ahの(BSL1830)でも、22分の充電で約22分稼動するので、家の毎日の掃除(10分程度)やちょいがけ用として十分使えます。バッテリーの重さは容量の小さい(1.5Ah)が一番軽いので、手首にかかる負担を少しでも軽減させたい場合は(BSL1815)を選ぶとよいだろう。

R14DSAL_充電器(UC18YSL2)

▽セパレートチャージ式のメリット
●急速充電(約35分)できる
●本体の収納場所がコンセント周りに縛られない

充電器(充電時間)

R14DSAL(LJC)には、14.4Vと18Vのバッテリーを急速充電することができる充電器(UC18YSL2)が同梱されている。充電方法は「セパレートチャージ式」なので、本体からバッテリーをワンタッチで取り外し、充電器で充電を行なうことができる。バッテリーを着脱するという一手間がかかるものの、約32分という短い時間でフル充電することが可能となっている。

R14DSAL バッテリーの取り外し方

バッテリーのサイドにある「取り外しボタン」を押してスライドさせれば簡単に取り外すことが出来る。

ちなみにライバル社のマキタと充電時間に差があるのは、2009~2010年に発売されたマキタのモデルには容量が3.0Ahのバッテリーが搭載されているからである。R14DSALは容量が5.0Ahのバッテリーが搭載されているので、充電時間がマキタより少し長くなってしまうが、大容量の分、稼働時間が延長されている。

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R14DSALの重さ

R14DSAL 重さ

5分もしないうちに手首がだるくなってくる

R14DSALは、14.4Vの大容量バッテリーを搭載しており、7.2Vや10.8Vシリーズに搭載されているバッテリーとは比べものにならないくらい大きく、そして重たくなっている。この重たいバッテリーがハンドル下に外付けされているので、バッテリーの重さがダイレクトに手首にかかってくる。なので、掃除をしていると男性でも5分もしないうちに手首がだるくなるので、女性やお年寄りが広範囲を掃除すると少々きついかもしれない。

力に自信がない場合は、コンパクトなバッテリーが搭載されている、10.8Vシリーズのモデルがおすすめである。どうしても業務用シリーズのパワフルな吸引力を必要としている場合は、R14DSALの本体と充電器を単品で購入し、軽量タイプのバッテリー「BSL1815(1.5Ah)」装着する手段もある。ちなみに充電器は、最新の「UC18YDL」のほうが、従来の「UC18YSL2」より価格が安い上に、高性能なのでおすすめである。

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