超スリムなコードレスクリーナー「パナソニックのiT(MC-BU500J)」を開封レビュー!

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超スリムなコードレスクリーナー「パナソニックのiT(MC-BU500J)」を開封レビュー!

目次です。


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iT(MC-BU500J)/MC-BU110J

iT(MC-BU500J)のレビュー

パナソニックから発売されたNEWモデル

国内の大手総合電機メーカーであるパナソニックは、2016年6月に「MC-BU110J」と「MC-BU500J」を発売した。同社は2014年以降、毎年新しいスティック型コードレス掃除機を発売しているが、これまで発売されてきた従来モデルの形状はエレクトロラックス社のエルゴラピードと形状がそっくりなうえ、継ぎ足し充電を行うことでメモリー効果の影響を受ける「ニッケル水素電池」が採用されているためパッとしなかった。

しかし、今年発売されたiTはこれまでと違った斬新なデザインになっており、ようやく競合メーカーと同じメモリー効果の影響を受けない「リチウムイオンバッテリー」を搭載。ノズルを変えずに床から狭い場所まで軽快に掃除をしているCMがうけてか、ビックカメラ新宿東口店の売れ筋ランキング(2016/9)では、第2位とダイソンを猛追している。
MC-BU110J

MC-BU110Jの特徴

「MC-BU110J」は従来モデル(MC-BU100J)と同じ、重心が床下近くに配置されている「スタンドタイプ」になっている。エルゴラピードのようなスタイリッシュなデザインが特徴的で、リビングや玄関に置いておいても生活感を感じさせないのが魅力となっている。「スタンドタイプ」には自立させた状態で充電ができる充電台が付属されているので、目についたゴミをサッと掃除でき、収納すると同時に充電できるのが便利。このモデルは従来モデルと同じニッケル水素電池が採用されており、同時期に発売された「iT(MC-BU500J)」より、リーズナブルな価格で販売されているようだ。

「スタンドタイプ」の特長は、手首に負担をかけることなくヘッドを前後に動かしながら掃除をすることができることだ。さらに、「2in1スタイル」になっているので、本体からハンディクリーナーを取り外すことによって、床から棚の上や車の中まで掃除まで幅広い掃除ができるのも魅力となっている。ただし、「スタンドタイプ」の製品は「ハンディタイプ」に比べると重量が重たいため、ヘッドを上げ下げする動作が重たく感じるので、段差の多い場所や狭い部屋の掃除で使うと使い勝手が悪い。また、床下近くに本体が配置されているため、家具の下の隙間が狭いとヘッドを奥まで入れられないことと、手元から重心が離れているため、高い場所の掃除が苦手という短所がある。
MC-BU500J

iT(MC-BU500J)の特徴

「iT(MC-BU500J)」は、ハンディ掃除機に延長管とヘッドが装着された「ハンディタイプ」となっており、MC-BU110Jのようなスタンドタイプとは違い、重心が上のほうに配置されている。iTのような重心が上にあるハンディタイプのスティック型コードレス掃除機は非常に人気があり、コードレス掃除機のランキングでは多くのハンディタイプの製品がランクしている。今回、発売されたiTはパナソニックが初めて発売したハンディタイプのスティック型コードレス掃除機となる。

もちろん「ハンディタイプ」の製品も、本体から延長管と床用ヘッドを取り外し、本体に床用ヘッドを直接装着することができるので、ハンディ掃除機として使うことも可能。また、床用ヘッドとは別に、サッシのような狭いところを掃除するのに適した「すき間用ノズル」や、棚や家具の掃除に適した「ペタすき間ノズル」も同梱されている。従来モデルの「MC-BU100J」や、同時期に発売された「MC-BU110J」と違い、継ぎ足し充電を行ってもメモリー効果の影響を受けないリチウムイオン電池が搭載されている。

やはりCMで見かけるiT(イット)を試してみたいじゃない

基本的に重心が上のほうに配置されている「ハンディタイプ」のスティック型コードレス掃除機は、手元に重心がくるため、スタンドタイプと違い、掃除をしている際に手首に負担がかかりやすい短所がある。しかし、「MC-BU500J」は、ハンドルとヘッドを結んだ中心軸上にパーフェクトなくらいバランスよく、モーター、バッテリー、ダストボックスが配置されている上に、これまで見たこともないくらいスリムな形状になっているので、掃除をしている際にかかる手首の負担がかなり軽減されているのではないかと予想している。

今回わたしはパワフル+高機能かつ他社にない独自性を持っているiT(MC-BU500J)を購入し、使い勝手を調べることにした。iTの発売当初の価格は8万前後と高額であったが、現在(2016/10)は価格の安いショップだと、6万円前後まで下がってきている。6万円といっても決して安い価格ではないので、少しでも予算を抑えたい場合は、セールが行われやすい年末年始まで待ったほうがいいだろう。ちなみに、現在、公式ページで2016年9月1日~11月8日まで、2週間無料で体験させてくれるキャンペーンが行われているので、iTのレビューが気になっている方は応募して実際に使ってみてはいかがだろうか。

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iT(MC-BU500J) 開封

MC-BU500J-ダンボール(箱)

届いたダンボールもスリム

2016年9月、楽天市場で注文した「iT」が届いた、購入価格は57,000円。発売されてから約3ヶ月しか経っていないので、これからもっと安くなるだろう。一般的にハイエンドタイプのコードレス掃除機は、電動工具メーカーのコードレス掃除機と違い大きな箱に入って届くのだが、今回届いたiTが梱包されていた箱は本体と同じく非常にスリム。これまで購入したコードレス掃除機の箱を家に保管しており、大きいと収納場所を圧迫するので、このスリムさは非常に助かる。

MC-BU500J-デザイン

コンセントと同じ幅だから何処に置いても邪魔にならない

早速、掃除機本体を取り出してみた。今回購入したカラーは、CMで棒人間が軽快に動き回りながら掃除をしているタイプと同じ「シルバーブラック」。予想通りとてもスリムな設計になっており、これまで握ったどのコードレス掃除機よりも細くスリムなので、省スペースで収納ができそうだ。ノギスで一番幅のある部分を測ってみるとたったの7.2cmと、スリムで定評のあるマキタ掃除機より細い。感覚的に大人用の金属バットくらいの太さだろうか。身近にあるものだと、家庭の壁にあるコンセントカバーと同じくらいの幅なので、イメージしてた通りかなりスリムになっている。

MC-BU500J-S(シルバーブラック) MC-BU500J-R(レッドブラック) MC-BU500J-T(ブロンズブラック)
シルバーブラック
MC-BU500J-S
レッドブラック
MC-BU500J-R
ブロンズブラウン
MC-BU500J-T

高級感とスリムが強調されるカラーバリエーション

iTのカラーバリエーションは、「シルバーブラック」「レッドブラック」「ブロンズブラウン」の3色が用意されている。前面パネルはヘアラインを施した金属のような質感に仕上がりになっており、どのラインアップもボディは黒で統一されているので、高級感とスリムさがより強調されるデザインとなっている。

ハイエンドタイプの製品の中には高額にもかかわらずチープ(安っぽい)な作りのものもあるが、iTに関してはチープと感じる部分は一切なかった。最近ではコードレス掃除機をリビングや玄関の片隅に置くのがステータスとなっているようだが、iTなら省スペースで設置できるので、何処に置いても邪魔にならないうえ、見栄えも良いだろう。

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iT(MC-BU500J)の重さ

MC-BU500J-スティックタイプの重さ

スティックタイプ時の重さ(2.2kg)

iTの重さは、ヘッドと延長管を取り付けた状態の重さが2.2kgと決して軽い部類ではないが、シャープのFREED2と同じように、ハンドルとヘッドを結ぶ軸上に重たいモーター、ダストカップ、バッテリーがバランスよく配置されているので、掃除をしている際の体感重量はとても軽く、ヘッドを前後に動かしながら長時間掃除をしていても手首が痛くなることはなかった。

ちなみに、高級モデルのスティック型コードレス掃除機(ハンディタイプ)で、シャープのFREED2やパナソニックのiTのように体感重量が軽いのが、2015年と2016年に発売されている東芝のトルネオVコードレスだ。トルネオVコードレスは本体質量が2kgを切っており、持ったときの重さは前者の2モデルより軽いので、段差などが多くヘッドを持ち上げる動作が多い場合は、トルネオVコードレスのほうが楽に掃除ができる。

MC-BU500J-ハンディ掃除機

ハンディタイプ時の重さ(1.6kg)

iTは、ハンディタイプのコードレス掃除機なので、本体から延長管を取り外し、本体に直接ヘッドを装着することでハンディクリーナーとして使用することも可能だ。標準装備されているヘッドとは別に「すき間用ノズル」や「ペタすき間ノズル」も付属されており、この2種類のノズルも本体に直接装着することが可能なので、ヘッドが入らないより狭い場所の掃除や、棚や家具などに付着した埃の掃除にも便利だ。

MC-BU500J-長さ

ハンディ掃除機にしては長すぎるから使いにくい

ハンディクリーナーは階段掃除では最適な長さで掃除がしやすかったが、ほかのハンディタイプのコードレス掃除機と違い本体が長くなっているため、卓上(机、テーブル、家具の上)の掃除では使い勝手が悪く感じた。ハンディ掃除機として使う場合は、本体からハンディ部分を切り離せる同時期に発売された「MC-BU110J」のほうが使い勝手がいいだろう。iTはハンディタイプの状態でも、ヘッドを装着すると70cmを超えるので、背が低い人ならハンディタイプの状態で床を掃除することもできるのではないだろうか。

MC-BU500J-2WAYグリップ

ヘッドと延長管を外した本体の重さは約1.6kgと少々重たいが、2通りの持ち方ができる「2WAYグリップ」が採用されているので、花に水遣りをするときに使うジョウロのように2通りの持ち方ができる。床を掃除する場合は本体後部のグリップ、ハンディ掃除機として使う場合は上部のグリップを持つことにより、手首の負担を軽減させることができる。力がなく、片手でハンディ掃除機を持つのがきつい場合は、ダストボックスの下に左手をそえて使ったほうがよいだろう。

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iT(MC-BU500J)の吸引力

自動モード 通常の掃除をするとき
強モード 強い吸引力で掃除したいとき

2種類の吸引モード

iT(MC-BU500J)の吸引モードは用途によって「強モード」と「自動モード」の2種類に使い分けることができる。自動モードは床に落ちているゴミの量に合わせて自動で吸引力を調整するので、強モードより連続使用時間が長くなっている。従って、ゴミが集じんしやすいフローリングのような平たい床面の場合は自動モードで掃除をして、ゴミが集じんしにくいカーペットの場合は、強モードの強い吸引力で掃除をしたほうが節電効果があるのでバッテリーの持ちを良くすることができるだろう。

480gの本を持ち上げられるほど強い吸引力

パナソニックなどの大手家電メーカーは、キャニスター掃除機の吸込仕事率は公開しているが、充電式掃除機は吸込仕事率を算出していないので、吸引力の目安となる吸込仕事率が公開されていない。わたしの体感では、現在のところ延長管を取り外した状態で吸引力が群を抜いて強く感じたコードレス掃除機は、ダイソンV8と日立アプライアンスの上位モデルであるが、iT(MC-BU500J)は、この2モデルに匹敵するほど強い吸引力があった。

動画のはじめでは、アイフォン(136g)、タブレット(313g)、そしてなんとダイソン社の創業者(ジェームズ・ダイソン氏)が書いた分厚い書籍(481g)を吸引口にピッタリ吸い付けた状態で軽々と持ち上げることができた。家の掃除ではスマホのような重たいゴミを吸引する必要はないだろうし、実際に一ヶ月間、家中をiT(MC-BU500J)で掃除をしてみたが、吸引力に不満を感じることは一度もなかった。強い吸引力とゴミをかきだすモーターヘッドを搭載しているiTはメイン掃除機に代わりになりうるほど本格的な掃除ができるといえるだろう。

モーターヘッドだから糸系や粒系のゴミをかき集められる

iTは回転ブラシがモーター駆動によって高速回転するモーターヘッドが採用されているので、一見きれいなカーペット(絨毯)の奥深くに入り込んで溜まった微細なゴミもかきだしながら吸い上げることができる。ブラシバーには3種類のブラシがV字に配置されており、緑のブラシがナイロンフェルトのように柔らかくなっているので、ゴミをかき出すだけでなく、フローリングや畳は乾拭きしたようにサッパリと感じた。

回転ブラシの取り外し方

回転ブラシは取り外して水洗いすることもできる。髪の毛や糸くずなどが絡み付いている場合は、ブラシバーの溝に沿ってハサミの刃を入れて切らなければいけない。上の動画は回転ブラシの取り外し方である。最近はコイン不要でブラシカバーを取り外せ、回転ブラシがベルトにかかってないタイプもあるので、それに比べるとちょっと面倒だと感じた。

MC-BU500J-回転ブラシ停止ボタン

▽回転ブラシを停止できる3つのメリット
・回転ブラシを停止できるから音が静かになる
・回転ブラシを停止できるから髪の毛やペットの毛が絡みつかない
・回転ブラシを停止できるから節電効果があり稼働時間を延ばせる

回転ブラシを停止しながら掃除できる

iT(MC-BU500J)はモータヘッドに搭載されている回転ブラシをパネル操作で停止させることが可能となっている。説明書を見るとこの機能は、大きな音をだしたくないときに利用するようなので、夜間に掃除をするような人には便利な機能である。しかし、回転ブラシに絡みつきやすいペットの抜け毛、ロングヘアー、糸くずが大量に落ちている家庭にも便利だと思った。

以前、ペットの抜け毛がヘッドのブラシに絡まりお手入れが大変という相談を受けたが、iTなら予めブラシを停止させてサッとペットの毛だけ掃除しておくことにより、面倒なブラシのお手入れから開放されるのではないだろうか。ただし、回転ブラシを止めるとヘッドの滑りが悪くなり、ブラシを回転させているときより手首に負担がかかった。

MC-BU500J-ハウスダストセンサー
「iT」コンセプトムービー

ハウスダスト発見センサー付きだから見えないゴミも取りこぼさない

国内メーカーの高級コードレス掃除機には当たり前のように搭載されてきているハウスダスト発見センサー。iTにもハウスダスト発見センサーが搭載されており、手元にある「ハウスダスト発見ランプ」が点灯しながら、ゴミの有無をお知らせしてくれる。アレルギーの原因となる目に見えないアレルゲン(花粉、ダニの死骸・フン等)の取りこぼしを防いでくれるので、アレルギー体質の人には強い味方となる機能だ。ゴミセンサーはメーカーによっては腹立たしいほど反応するものもあるが、センサーの感度を3段階に調整することも可能なので、わたしのようないい加減な人が使ってもイライラしなくて安心だ。(設定方法は説明書P.20に記載)

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iT(MC-BU500J)は「くるっとパワーノズル」

壁にピタッとひっつくから壁際の掃除が得意

過去にパナソニックは三洋電機を買収しており、掃除機の鬼が作ったと言われている三洋電機の掃除機に搭載されていたヘッドは、取り残しがちな壁際のゴミも、壁際に触れると開くパワーノズルと回転ブラシで効率よくかきだせる。このヘッドは「ガバとりパワーノズル」として、パナソニックの一部のキャニスター掃除機やコードレス掃除機にも引き継がれており、iT(MC-BU500J)のヘッドにも、従来モデルと同じように「ガバとり構造」が搭載されている。

壁際の掃除が得意だからロボット掃除機のサブ機にも最適

最近はルンバなどのロボット掃除機をメイン掃除機にして、部屋や廊下の全般的な掃除はロボット掃除機に任せて、ロボット掃除機が苦手な壁際の掃除をコードレスクリーナーで掃除をするスタンスの家庭も増えているようだが、壁際の掃除を得意としているiT(MC-BU500J)は、ロボット掃除機のサブ機としても最適なモデルだと思った。

ガバとり構造「ガバとりパワーノズル」

壁際までブラシが届くのはパナソニックだけ

現在、家電メーカーが販売しているハイエンドタイプ(高機能タイプ)のコードレス掃除機には、回転ブラシが搭載されたモーターヘッドが標準装備されており、フローリングだけでなく、ゴミの取りにくいカーペットや絨毯のダストピックアップ率(ゴミ除去率)も優れている。しかし、ゴミが溜まりやすくとれにくい壁際の掃除が得意なヘッドを装備した製品は少ないのが現状。

MC-BU500J-壁際
「iT」コンセプトムービー

iT(MC-BU500J)に装備されている「ガバとり構造」のヘッドなら、ヘッドの前面が壁に当たると、通常時は閉じている前面のシャッターが開き、ヘッドの先端が壁の隅にピッタリくっつくようになっているので、壁の隅に落ちている取りにくいゴミも、壁際まで届いた回転ブラシによって一発で確実にかきだし吸い取ることができる。前面のシャッターにはローラーが付いているので、横にスライドさせて壁際を掃除することもできる。

現行機種(2016年)で、壁ギリギリのゴミを吸い取るのが得意なコードレス掃除機は、シャープの高圧吸引ノズルを搭載した「EC-SX520」や、日立のキワピタ構造のヘッドを搭載した「パワーブーストサイクロン」が記憶に新しいが、回転ブラシがより壁際近くまで届くのは、ヘッド前面のシャッターが開くパナソニックのiTだけだろう。ただし、シャープの「FREED」と日立の「パワーブーストサイクロン」は自走式なので、自走アシスト力はiTより優れている。

MC-BU500J-狭い場所
「iT」コンセプトムービー

狭い場所も掃除できるからノズルをつけかえる手間がかからない

三洋電機のヘッドに採用されていた 「ガバとり構造」だけでなく、ヘッドを立ち上げて狭い場所の掃除もできる特長もiTには引き継がれていた。普段、掃除機のヘッドはT字型になっているが、手首をひねると連動してヘッドをI字型に変形させることができる。(モデル名「iT」の由来はこのヘッドの特徴からきているようだ)。I字型にするとヘッドが立ち上がった状態になるので、ノズルをつけかえなくても、標準装備されているヘッドでフロアの掃除から、狭い隙間(45mm~)の掃除もすることができる。ヘッドの前面にはローラーが配置されているので床や壁に傷がつく心配もない。ヘッドが入らないような狭い場所の掃除があっても、より狭い場所に最適な「すき間用ノズル」も付属されているので安心だ。ちなみにこのヘッドを変形させる構造は、同年に発売された「MC-BU110J」や従来モデルには採用されていない。

iT(MC-BU500J)のヘッドの重さとサイズ

コンパクトで軽いから上げ下げしても手が痛くなりにくい

最近は効率よく広い部屋の掃除ができる幅が広いヘッドを搭載した製品や、回転ブラシの力で手に力を入れずに前進する自走式ヘッドを搭載した製品が登場しているものの、ヘッド自体が重いため、家にある段差のたびにヘッドを上げ下げしなければいけないので手が痛くなりやすい欠点がある。また、ヘッドの幅が広いと効率よく部屋の掃除ができるものの、狭い場所や家具の下の掃除では使いにくいという弱点もある。

iT(MC-BU500J)のヘッドは、重さが497gなので、部屋やラグマットなどの境目の段差で上げ下げを繰り返しても、手に負担がかかるほど重たいとは感じなかった。幅もcmとコンパクトな設計になっているため、狭い部屋やテーブルや椅子の下のような入り組んだ場所の掃除でも取り回しやすく掃除がしやすかった。

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iT(MC-BU500J)の集じん方式

iT(MC-BU500J)のダストボックス

サイクロン式だから紙パックが不要

iT(MC-BU500J)の集じん方式は、紙パックなどの消耗品が不要なフィルター式が採用されている。ヘッドから吸い込んだ空気とゴミをダストカップの上部の側面から取り込んでいるので、搬入されたゴミはダストカップの壁面に反ってぐるぐる回りながら底に落ちていく構造となっている。このダストカップで遠心分離できない微細なゴミはネットフィルターを通り抜け、上部にあるフィルターによって分離されるようだ。

iT(MC-BU500J)のネットフィルター

iT(MC-BU500J)の集じん方式は、公式ページやCMでは詳細が掲載されていなかったので、何か欠点があるのかと思っていたが、家電メーカーによく採用されている1段式サイクロン構造であった。ダイソンのような2段式サイクロン構造に比べると目詰まりしやすい短所があるが、ネットフィルターの目が細かいので、目に見えるようなゴミはすべてこのフィルターによって止められていた。

iT(MC-BU500J)のスポンジフィルター

上部に配置されているフィルターは最近よくみる花粉などの微細な粒子も捕集するこができるHEPAレベルのフィルターと思って間違いないだろう。このフィルターにはスポンジフィルターがかぶせられているので、一ヶ月間の使用でフィルターが汚れることはなかった。汚れがひどくなるのはフィルターにかぶせられているスポンジフィルター(下の動画参照)、目詰まりすると吸引力が低下するので定期的に水洗いが必要だ。

ゴミの捨て方(動画)

上はiTのゴミ捨ての動画である。ダストカップの下にある「取り外しボタン」を押せば、本体から簡単にダストカップを取り外すことが可能。次にフィルターケースを取り外しゴミを捨てるだけである。筆者はこれまで色々なコードレス掃除機を使用してきたが、コップに溜まった水を捨てるようにゴミを捨てられるタイプは、ゴミ箱の中にダストカップを入れてゴミ捨てが行えるので、埃を舞い上がりにくく大変気に入っている。

ダストカップにはゴミ捨てラインがあるが、ダストカップにゴミが溜めた状態で掃除をしていると、飛散したゴミが上部のフィルターに流れやすくなるので、掃除をするたびにゴミ捨てを行うことを推奨する。こまめにゴミ捨てを行うことで、強い吸引力が維持できるうえ、モーターにも負担がかからないので、掃除機にとっても優しい。また、音が五月蝿くならないメリットもある。

iT(MC-BU500J)のフィルターのお手入れ方法

フィルターのお手入れ方法

上はフィルターにかぶせられているスポンジフィルター。このフィルターが一番汚れるので、定期的に水洗いしなければいけない。水洗いの頻度は吸引力が強いので、一ヶ月に一回でも十分だと感じた。ダストカップセットは「ネットフィルター」「ネットフィルター」「スポンジフィルター」「フィルター」4つのパーツで構成されており、全て水洗い可能なので、排気の臭いが気になっても丸洗いすることによって解消できるだろう。

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iT(MC-BU500J)の充電方法

iT(MC-BU500J)の充電方法

2種類の充電方法

パナソニックの従来モデル「MC-BU100J」や、iTと同時期に発売された「MC-BU110J」は、「スタンドタイプ」のコードレス掃除機なので、充電スタンドが付属されており、自立させた状態で充電することが可能だ。しかし、iT(MC-BU500J)は自立させることができない「ハンディタイプ」のコードレス掃除機なので、充電スタンドは付属されておらず、自立させた状態で充電することができない。

充電台に収納しながら充電(置くだけで充電できる)

iTには2種類の充電方法が用意されている。家の壁に穴を開けられる場合は、同梱されている壁掛け用の充電台にセットして充電する方法がよいだろう。なぜなら、ダイソンのように壁掛け用の充電台に充電アダプターのプラグをセットし、本体をホルダーにカチッとはめ込むだけで充電が可能なので、充電プラグを本体から抜き差しする手間がかからないからである。充電台には付属されている2種類のノズルを収納することも可能なので無くす心配もないだろう。収納時にヘッドをI字型に変形させておけば、省スペース(幅7.2cm)で充電することもできる。

壁に立てかけて充電(壁に穴を開けなくてもいい)

壁掛け用の充電台は壁にネジで固定する必要があるため、壁に傷をつけられない賃貸住宅などでは、充電アダプターのプラグを本体に差し込んで、壁に立てかけて充電しなければいけない。グリップの裏には滑り止めがついているので、倒れにくくなっているが、体が本体にぶつかってしまうと簡単に倒れてしまうので、部屋の隅や家具の間など倒れにくい場所を選ぼう。どうしても充電台で倒れないようにガッチリ固定したい場合は、当サイトで壁に穴を開けられないダイソンユーザーにおすすめしている「ディアーウォール」を利用すれば、経済的に家に柱を立てて固定することが可能だ。追記:追記:ダイソン専用のスタンドを販売している会社が、iT専用のスタンドをAmazonで販売開始。

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iT(MC-BU500J)のバッテリーの交換方法

電池寿命が約2000回だから長寿命

iT(MC-BU500J)には、継ぎ足し充電を行ってもメモリー効果の影響をうけない「リチウムイオンバッテリー」が搭載されている。バッテリーは充放電を繰り返すことにより劣化するため、使い続けていると必ず寿命がくる。一般的にコードレス掃除機に採用されているリチウムイオンバッテリーの充放電回数は500~1500回といわれているが、iTのバッテリーの2,000回と、東芝のトルネオVコードレスに匹敵するほど長寿命だ。例えば、毎日掃除を行って1回充電した場合、5年は持つ計算になる。

ちなみに、従来モデルや同時期に発売された「MC-BU110J」のバッテリーは「ニッケル水素電池」が搭載されており、充放電回数は800回なので、iTのほうが倍以上長寿命となる。また、「ニッケル水素電池」はメモリー効果の影響をうけるため、説明書によると、2~3ヶ月に1回は本体が停止するまで運転し、充電完了まで充電しなければいけないようだ。

自分でバッテリー交換できるから工賃がかからない

いまだにコードレス掃除機のバッテリーを交換する際、販売店やサービスセンターまで持っていかなければいけない面倒な大手家電メーカーも存在するなか、iT(MC-BU500J)に装着されているバッテリー(AMV97V-LH)は、「パナソニック公式通販サイト」や「アマゾン」で注文することができるため、自分でバッテリー交換することが可能となっている。自分でバッテリー交換できるメリットとして、工賃をとられたりすることもなく、また、掃除機をあずける期間もないため、バッテリー交換後、すぐに掃除機を使用することができる。バッテリーはプラスドライバーやコインがあれば、本体から簡単に取り外すことができるので、女性やシニアの方でも自分で交換できるだろう。

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iT(MC-BU500J)の音の大きさ

「自動モード:73dB」「強モード:81dB」

iT(MC-BU500J)の騒音値を測定してみると、「自動モード」の吸引力が弱いときが73dB、「強モード」のときが81dBであった。「強モード」の騒音値は、国内の競合メーカーが販売している高級コードレス掃除機と同じくらいであるが、どの製品もまだまだ静かといえるような運転音ではない。「自動モード」の吸引力が強くなったときは「強モード」のように甲高い音がしないので、静かに掃除をしたい場合は「自動モード」で掃除をしたほうがよいだろう。他社の製品の騒音値はこちらからどうぞ、「東芝」「シャープ」「日立アプライアンス」「ダイソン」。

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