差出人: Hさん
題名: マキタクリーナー 18V

メッセージ本文:初めまして分からないので教えて下さい。
今日18Vクリーナーを購入し使いました。店では充電は必ず使い切る前に充電し、充電がなくなってから充電すると寿命が短くなりますと言われました。

マキタのホームページにも「満充電にして保存して下さい」と書いてありますがクリーナーをちょっと使うだけなのにその度に充電しないといけないのかと‥

そして、どうして毎回満充電じゃないといけないのかが分かりません。どうか教えて下さい。よろしくお願い致します。

クリーナーのバッテリーを長持ちさせるポイント

クリーナーのリチウムイオンバッテリーを長持ちさせるポイント

バッテリーの正しい「使い方」「充電の仕方」「保管方法」を検索してみるとサイトによって違うことが書かれているのでチンプンカンプンになってしまいますよね。

何故違うのかというとバッテリーには種類がありそれぞれ使い方や保管方法が異なるからです。電動工具メーカーのバッテリーには従来使われてニカド電池やニッケル水素電池ではなく、現在主流となっているリチウムイオン電池が2005~2006年頃から採用されているからです。

また電動工具メーカーのバッテリーや充電器には「過放電」「過充電」「過電流」などから電池を守る放充電制御システムが備わっているのであまり神経質になる必要はありません。2~3のルールさえ守れば誰でも長く使い続けることができます。

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バッテリーは必ず寿命が訪れる

バッテリーは必ず寿命が訪れる

まずはじめにリチウムイオンバッテリーは、充電を繰り返すたびに蓄えられる容量が少しずつ減り劣化していきます。劣化とは蓄えておけるエネルギーの容量が減っていくことです。この劣化はバッテリーの宿命なので絶対に避けられません。なのでどのメーカーのクリーナーを購入しても、装着しているバッテリーの交換時期が必ず訪れます。

バッテリーの容量とは簡単に説明すると、バケツの中に溜められる「水の量」のことです。10Lのバケツであれば10Lの水(容量)しか溜められません。しかし劣化していくと、はじめは10L溜められた水が9L..8L..7L…6L…と少しずつ少なくなっていくのです。バッテリーが劣化すると連続使用時間が短くなり、最後はパワーも弱くなってしまい使い物にならなくなります。

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劣化する原因

劣化が早まる要因

リチウムイオンバッテリーは、残量が空の状態になって放置しておくとどんどん劣化していき(蓄えられる容量が減り)寿命が短くなります。ちなみにマキタなど電動工具メーカーのリチウムイオンバッテリーは、バッテリーの残量が少なくなると保護機能が働くので、劣化を防止するため残量が空になる前に停止します。

もう1つ、高温になった状態でバッテリーを放置しておくと劣化スピードが早まります。なので真夏に車内などで保管する場合は注意が必要です。充電中のバッテリーも高温になりますが、大手電動工具メーカーの充電器は充電中は少し耳障りな音がしますが、冷却ファンで冷やしながら充電しているので安心です。

またバッテリーは過充電によっても劣化しますが、過充電される前に保護機能が働くので、うっかり充電したことを忘れてバッテリーを充電器に差しっぱなしにしていても劣化する心配はありません。

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充電する目安

ちょっと使用しただけで充電する必要はない

ご質問の件ですが、クリーナーをちょっと使っただけで充電する必要はありません。上で説明したようにバッテリーは残量がすっ空かんの状態で放置しておくと劣化していくので、残量が十分にある状態であれば充電する必要はありません。

私も1日にクリーナーを使う時間は数分なので毎日充電していません。家に数台を設置しているので、充電する回数は1週間に1~2回程度です。新品の時より劣化して容量が少なくなり連続使用時間が短くなっているでしょうが、毎日充電しているわけではないので同じバッテリーを5年近く使いつづけているものもあります。

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パワーが落ちたと思ったら充電しよう

リチウムイオンバッテリーは残量がわずかになってくると、ストンと電圧が曲線を描く様に落ちていきます。電圧が下がるとパワー(吸引力)が落ちるので、残量が少なくなったときは体感で分かります。

パワーが落ちたと感じたら、バッテリーの残量がわずかになってきたというサインなので早めに充電したほうがよいです。上で説明したように残量が空になった状態はバッテリーに悪影響を及ぼすからです。

>店では充電は必ず使い切る前に充電し 、充電がなくなってから充電すると寿命が短くなりますと言われました。

残量がなくなった状態になると劣化するので、「充電(残量)を使いきる前に充電する」という回答は間違っていません。でも少し使った程度では充電(残量)はなくならないので、わざわざ少し使うたびに充電する必要はありません。

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バッテリーは使わなくても自己放電する

バッテリーは使わなくても自己放電する

バッテリーは使わなくても蓄えている電気を自己放電します。リチウムイオンバッテリーは従来のニカドやニッケル水素に比べると自己放電率が少ないですが、それでも長い期間放置していると、どんどんと蓄えている残量が少しずつ減っていきます。

なので何ヶ月もバッテリーを使わない時は、満充電にしてから保管しておいたほうがよいでしょう。満充電にすれば残量が空になるまでだいぶ時間がかかります。

ちなみにほとんどの電動工具メーカーのマニュアルにも半年間使用しない場合は、満充電にして保管してくださいと記載していたと思います。

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まとめ

マキタクリーナー解体内部

劣化を早める原因

リチウムイオンバッテリーの敵は「空になった状態」「高温」
残量が無くなった状態で放置しておくと劣化する。
ちょっと使った程度だとバッテリーの残量がたくさん残っているので充電する必要はない。

長持ちさせるポイント

パワーが落ちてきたら残量がわずかになってきたというサインなのですぐに充電しよう。
バッテリーは使わなくても自己放電するので、長期間使わないときは満充電にして保管しよう。
家庭で使う場合は上記を守ればバッテリーを長く使うことが可能です。

単品販売されている

ちなみにバッテリーの寿命が来ても、マキタはバッテリーを単品で販売しているのでセット品を購入する必要はありません。

またマキタのバッテリーには同電圧とのツールに互換性があるので、新しいクリーナーが発売されても、今持っているバッテリーと充電器を使い回すこともできます。

クリーナー本体を単品でも販売する会社なので、経済的に乗り換えることも可能です。参考になれば幸いです。


マキタ リチウムイオンバッテリー BL1430