日立工機のR10DALを徹底調査(使用レビュー)

おすすめのコードレスクリーナーを徹底調査!

日立工機のR10DALを徹底調査(使用レビュー)


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R10DALの特徴

日立工機 R10DALのレビュー

10.8Vシリーズ 第2弾となるモデル

日立工機が2016年4月に発売した「R10DAL」は、2014年12月に発売された「R10DL」に続く10.8Vシリーズのスティック型コードレス掃除機の第2弾となるモデルだ。第1弾目の「R10DL」と同じ無骨な本体とヘッドではあるが、本体重量は約1kgと子供から老人まで片手で軽々と持てる重さとなっている。さらに、前モデルの「R10DL」より、吸込仕事率がアップしたとともに、吸引モードが切り替えられるパネルスイッチが採用されているので、家庭での掃除で使うことを考えると「R10DAL」のほうが便利となっている。

ハンディクリーナーとしても使える

延長管を外すと、本体に直接床用ヘッドを装着することができるので、階段や卓上の掃除に便利なハンディ掃除機としても使うことができる。また、床用ヘッドとは別に、延長管に収納されている「スキマノズル」を装着すれば、家具の隙間からサッシの溝の掃除までラクラク簡単に掃除ができる。別販売品であるが、キーボードのような入り組んだ場所や、家電についた埃を傷つけることなく吸引することができる「ブラシノズル」があれば、掃除の用途がさらに広がるのでおすすめだ。

R10DAL(LCS) 付属品 R10DAL(NN)
本体(ヘッド,延長管)
× 充電器 ×
× バッテリー ×

R10DAL(LCS)とR10DAL(NN)の違い

R10DAL(LCS)は本体に充電器とバッテリーが標準付属されているセット品、R10DAL(NN)は充電器とバッテリーが付属されておらず本体のみの販売となっている。従って、新規でコードレス掃除機を購入する場合は、バッテリーと充電器が同梱されている「R10DAL(LCS)」を購入しよう。

同社の10.8Vシリーズの電動工具やコードレス掃除機を持っているユーザーは、R10DAL(NN)を購入したほうが経済的だ。ちなみに、「本体」だけでなく、「充電器」や「バッテリー」も単品販売されているので、一家に2台置きたい場合は、2台目は本体とバッテリーを単品で購入したほうが経済的に揃えられる。

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R10DALのスイッチ方式

R10DALのスイッチ

パネルスイッチだから指が疲れない

日立工機の現行モデルはトリガースイッチが採用されており、これまでマキタのようにボタン式スイッチが採用されたモデルが発売されていなかった。しかし、今回発売された10DALは、パネルスイッチが採用されており、家庭での掃除で使うことを考えると「R10DAL」のほうが便利となっている。

前モデルに採用されていたトリガースイッチは指を引いている間だけ作動し、こまめにON/OFFできるので、目に見えるゴミを掃除するちょいがけには便利であった。しかし、掃除中はずっとトリガーを引き続けなければいけないので、連続運転が長くなる用途では指が疲れるという短所があった。

今回採用されたパネルスイッチは一度ボタンを押せばずっと作動させることができるので、連続使用する用途ではこちらのほうが掃除がしやすい。さらに、吸引力の強さを3段階に切り替えられることができるので、吸引力を弱めることにより、夜作動させても同居人の迷惑にならない運転音になる。

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R10DALの吸引力

R10DL(2015年発売) スペック R10DAL(2016発売)
強:24W
標準:18W
弱:10W
吸込仕事率 強:15W

前モデルより9Wもアップ!最近「R10DL」を購入した人は涙目

2014年に発売された前モデルの「R10DL」は、マキタが2009年に発売した「CL100DW」や「CL102DW」と同等の吸引力を備えていたが、今回発売された「R10DAL」は、マキタよりも吸込仕事率が10Wもアップしているのでさらに強力だ。正直、こんなに早くセパレート式の新しいモデル発売するとは思わなかった。ちなみにマキタは同年の9月に同クラス(10.8V)の「CL106FD」と「CL107FD」を発売しライバルである日立工機を猛追している。

R10DALは、パネルスイッチを採用したことにより、3段階の吸引モードも兼備している。それぞれの吸込仕事率は強モードが24W、標準モードが18W、弱モードが10Wとなっている。漢ならフルパワーの「強モード」でフロアを掃除したいところだが、「標準モード」でも前モデルの「R10DL」より、吸込仕事率が高いので、電池を節電したい場合は「標準モード」でもフロアの掃除は十分可能となる。「弱モード」は吸引力が弱くなる反面、稼動音が静かになるので、大きな音をだせない夜にお菓子の食べこぼしを掃除するときに便利である。ただし、弱モードは吸引力が弱いのでハンディタイプにしないと使えないモードだ。

平たい床ならワンストロークで大体のゴミを吸引できる!

動画では、R10DALで色々なゴミを吸い取って吸引力を検証。10.8Vのバッテリーなので軽くてコンパクトであるが、フローリングのような平たいフロアであれば、家庭に落ちている目に見えるゴミはおおかたワンストロークで吸引できるパワーを備えていた。ペットの餌や砂のような固形のゴミも、ヘッドを前後に動かす動作では、ヘッドの前面で押し出してしまうものの、ゴミに対してヘッドをかぶせるようにすれば軽々と吸い上げていった。10円玉~500円玉の硬貨を吸い上げるパワーがあるので、家庭に落ちているようなゴミであれば吸い取れないゴミはないだろう。

R10DAL ヘッド(ノズル)

ノーマルヘッド 3つの利点
1.回転ブラシがないから髪の毛が絡まらない
(モーターヘッドは回転ブラシに髪の毛が絡みつきやすいので、定期的に面倒なお手入れが必要になる)2.回転ブラシがないから固形のゴミを弾き飛ばさない
(モーターヘッドは回転ブラシが回転しているので、固形のゴミを弾き飛ばしてしまいうまく吸引できない)3.モーターが搭載されてないから軽い
(モーターヘッドは回転ブラシを回転させる重たいモーターが配置されているので、手首に負担がかかりやすい)

電動工具メーカーではお馴染みの回転ブラシの備わっていない「ノーマルヘッド」が採用されているので、軽くてコンパクトになっており取り回しがよくなっている。また、ノーマルヘッドは吸込口にブラシがないので、固形のゴミを弾き飛ばさずにダイレクトに吸引したり、髪の毛やペットの毛が絡みつかないメリットもある。

ただし、フローリングのような平坦なフロアは得意であるが、床がカーペットのような生地だと、毛足が長くなればなるほど集じん力が劣ってしまう。特に繊維に絡みついた髪の毛や糸くずの集じんが苦手である。動画でもマットに撒いたゴミを何度もストロークさせないと吸引することができなかった。日立工機はマキタのようにカーペットに対応した「じゅうたんノズル」を単品販売していないので個人的に販売してほしいところである。

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R10DALの集じん方式

こまめにゴミ捨てができる「ダストケース集じん方式」

R10DALはダストケース集じん方式が採用されており、ダストケースの中にゴミが回収される構造となっており、ダストケースはひねると簡単に本体から取り外すことが可能となっている。そのため、ダストケースの中に溜まったゴミをこまめに捨てることができるので、吸引力を維持しやすい上に、紙パックの消耗品を購入する費用がかからないメリットがある。

R10DAL フィルターの水洗い

丸洗いできるから排気のニオイも気にならない

なお、ダストケース、プレフィルター、フィルターは全て水洗い可能となっており、筆者は定期的にこれらの3点を石鹸水で洗っている。フィルターは水洗いすることにより繰り返し使用することが可能であるが、汚れが気になるのであれば、別販売されているフィルターと交換すればよいだろう。フィルター(337793)の価格は1枚約100円とリーズナブルな価格なのでありがたい。

ゴミを掻き落とす「除じん機構」は健在

2014年に発売されたモデルに備わっている「除じん機構」は健在だ。ダストケースの内側に除じんブレードが配置されているので、ダストケースを3~4回ほど回転させれば、プレフィルターに付着したゴミを掻き落とすことが可能。従って、ゴミを捨てるたびに、埃を舞い上がらせながら、プレフィルターに付着したゴミを棒やブラシでこそぎおとす面倒な作業の頻度が下がる。

目詰まり
ただし、プレフィルターの下にあるフィルターは目が粗いフェルト素材になっているので、目詰まりした粉じんを除じんブレードで除去するはできなくなっている。なので、排気を清潔にするためと、吸引力を維持するために定期的にフィルターを水洗いしなければいけない。毎日、広範囲を掃除していると1週間もしないうちにフィルターが真っ黒になるので、水洗いする頻度をさげたい場合は、フィルターの目が極細になっている、マキタの「高機能フィルター」を装着することをおすすめする。なぜなら、高機能フィルターを装着すると水洗いをしなくても目詰まりした粉じんをダスター刷毛などで払い落とせるからだ。

R10DALにマキタの高機能フィルター装着

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R10DALのバッテリーと充電器

R10DAL-バッテリーと充電器

▽セパレートチャージ式 3つのメリット!
・バッテリーを充電するスピードが早い
・バッテリーを自分で交換できるから経済的
・予備バッテリーを用意できるから稼働時間を延長できる

セパレートチャージ式

R10DALは、バッテリーを本体から取り外し、充電器に差し込んで充電が行なえる「セパレートチャージ式」が採用されている。充電スピードは特急電車並みで、充電器に約30分差し込んでおくだけで、連続使用時間17分ぶん(標準モード時)を充電してくれる。一般的に掃除機をかけるのに費やす時間は20分以内といわれているので、一般家庭の掃除であれば十分であろう。

「セパレートチャージ式」は、バッテリーを本体から抜き差しするひと手間がかかるものの、本体にアダプターを差し込んで充電する製品と違い、高速充電することができることと、バッテリーの寿命が来たときに自分で交換できるメリットがある。さらに予備バッテリーを用意することにより、稼働時間を一気に2倍にすることも可能だ。

バッテリー 容量 連続運転時間 充電時間
BCL1015
標準付属品
1.5Ah 約15分 約30分
BCL1030 3.0Ah 約30分 約60分
BCL1030M 3.0Ah 約30分 約60分

10.8V|バッテリーの種類

R10DALには、同社の10.8Vシリーズの電動工具にも使用されている「BCL1015」という(電圧:10.8V/容量:1.5Ah)のリチウムイオンバッテリーと標準付属されている。10.8Vのバッテリーには、容量が3.0Ahの「BCL1030」も販売されており、稼働時間を2倍に延長させることも可能だ。バッテリーは単品で販売されており、電圧が同じであれば全てコードレス掃除機と互換性があるので、予備バッテリーを用意したり、自分でバッテリー交換することも可能となっている。

R10DAL-充電方法

充電器(UC10SL2)

R10DALには、「UC10SL2」という充電器が同梱されており、標準付属されている10.8Vのバッテリーを約30分でフル充電することができる。さすがに国内シェア2位という電動工具メーカーだけあり、高いバッテリー技術は掃除機にも活きており、家電メーカーが真似できないくらい短い時間で充電することができる。

UC10SL2」は、同社の14.4Vや18Vシリーズに同梱されている充電器と違い部屋に置いておいても邪魔にならないほどコンパクトになっている。また、充電音も無音となっているので静か。ちなみに充電器もバッテリーや本体と同じで単品販売されているので万が一故障しても安心だ。

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