エルゴラピードvs日立アプライアンス

ボラギノール斎藤
自分はダイソンのように重心が手元にあるタイプより、重心が床下近くにあるタイプのほうがデザインが好みなんだけれど、「エレクトロラックス」と「日立アプライアンス」のコードレス掃除機ってどっちが軽いのかな?

ハンディタイプとスタンドタイプの違い

「スタンドタイプ」は「ハンディタイプ」より体感重量が軽い

今人気のスティック型コードレスクリーナーは、上記の2種類のタイプに大別されます。「ハンディタイプ」は、ダイソンやマキタのように重心が上にある製品を指し、「スタンドタイプ」はエルゴラピードやエルゴパワーのように、床下に重心がある製品のことを指します。

ハンディタイプ】はキャニスター掃除機のように延長管がついているので取り回しやすいメリットがありますが、どうしても手元に重心が集中するため手に負荷がかかる欠点があります。そのため、長時間掃除をしていると手に負担がかかりやすく、手首が痛くなってきます。また、ハンディタイプの製品は自立しない製品が多いので、自立させて収納させたい場合、「専用スタンド」や「壁掛けフック」等が必要になります。

一方、エルゴラピードのような【スタンドタイプ】は重心が床下近くに配置されているので、体感重量は約500g(エレクトロラックス)と軽く、ヘッドを前後に動かしている際は本体の重みをほとんど感じません。そのため、ハンディタイプのように長時間掃除をしても手に負担がかからないので、手首が痛くなることがありません。また、スタンドタイプはほとんどの製品が自立するうえに、自立させて充電が行える充電スタンドも標準付属されています。

部屋

しかし、掃除機本体を持ち上げる回数が多いと手に負担がかかる

勘違いをしないでいただきたいが、体感重量が軽いと言っても、本体の重量はハンディタイプより重たくなるので(2.5~2.6kg)、掃除機本体を持ち上げるシチュエーションが多いと手に負担がかかります。

例えば、部分的な掃除、狭い場所を掃除、部屋から部屋へと移動する回数が多いと、掃除機本体を持ち上げる回数(ヘッドを床下から離す動作)が多くなるので、手に負担がかかりやすくなります。

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エルゴラピードvs日立アプライアンス

質量の違い

持ち上げたときの体感重量はエルゴラピードのほうが軽く感じる

2015年に発売されたエルゴラピード(ZB3114AK)と日立アプライアンス(PV-BC500)の上位モデルを比較すると、掃除機本体の重さは0.1kgしか差がないので大差はありません。なので、掃除機本体を持ち上げたときにかかる手にかかる負荷はどちらもあまり変わらないだろうと考えていました。

しかし、本体を持ち上げた際、重心が下にあるエルゴラピードのほうが体感重量が軽く感じました。また、エレクトロラックス社のほうが市場の歴史が古いうえ(10年以上前参入)、手首への負担を軽減するよう人間工学に基づいて設計を行っているためか、ハンドルが握りやすく持ち上げて移動する際も軽く感じました。

日立のPV-BC500はハンドルを握っているとミシミシと音が鳴ります。また、頼りない作り(正直ちゃちい)になっている上に、ハンドルが握りにくいので改良が必要だと思います。今、日立アプライアンスの2016年モデルを確認すると、プレミアミクラスの「PV-BD700」はハンドルが改良されているので、PV-BD400やPV-BC500より握りやすくなっていると思います。

エルゴラピード 車輪

掃除をしている際の体感重量は同等

しかし、日立アプライアンスのモデルは自走式になっているので、手に力を入れなくても勝手に掃除機が進んでいくほどアシスト力があります。また、自走式はヘッドを後ろに動かす動作の際に手に力がかかるイメージがありますが、PV-BC500の場合、手に力をいれることなくヘッドを前後にストロークさせることができます。

なので、自走式でないエルゴラピードのほうがヘッドをストロークさせる動作では手に負担がかかると言いたいところですが、新エルゴラピードはヘッドの車輪の大型化されているので、手に強い力をいれなくてもスイスイとヘッドを前後にストローク動作させることができます。甲乙つけがたい差です。

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ヘッドの違い
ヘッドの違い

広い部屋は日立アプライアンスのほうが効率的

ただし、日立アプライアンス(PV-BC500)のほうがヘッドのブラシの幅が広いので、掃除をする範囲が広い場合はエルゴラピードより効率的に掃除が行えます。また、PV-BC500のヘッドのブラシは柔らかく細いナイロンブラシが密集して植毛されているので、カーペットの生地を傷めにくいうえ、乾拭き効果もあります。

エルゴラピードのヘッドのブラシは、タワシのような硬いブラシが配列されている上に、ブラシパワーも強いので、カーペットの奥からより多くのゴミを掻きだすことができるでしょう。しかし、ブラシが硬く腰がある分、カーペットの生地を傷めやすい(毛羽立つ)欠点もあります。

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まとめ

意外かもしれないが、ハンディ、スティック時の軽さ重視(手に負担をかけたくない)で選ぶのであれば、自走式の日立アプライアンスより、エレクトロラックス社のエルゴラピードのほうが上である。やはり、使い勝手や操作性の面では、キャニスター掃除機100年以上、コードレス掃除機10年以上のエレクトロラックスが不動の位置にあります。

床面積が広い部屋や長い廊下を掃除するのであれば、エレクトロラックス社の製品より、ヘッド(回転ブラシ)の幅が広い日立アプライアンスのモデルのほうが効率的に掃除ができます。また、ゴミの捨てやすさやフィルターのお手入れも日立アプライアンスのほうが埃も舞い上がらず、衛生的かつ簡単に捨てられます。

ちなみに日立アプライアンス(PV-BC500)のバッテリーの交換費用は約16,000円(バッテリー代12,000円+作業工賃4,000円)かかる上に、サービスセンターに持ちは運ばなければいけません。一方、エルゴラピードの2015年モデルは約13,000円で交換できる上に、ハンドユニットをネットで注文することが出来るので自分で交換することが出来ます。モーターも新品になるので維持費はエルゴラピードのほうが経済的です。