ダイソン DC45のレビュー(使用感想)

Dyson digital slim DC45MH

DC45とDC35

2番目に発売されたコードレス掃除機

DC45はダイソンが2番目に発売した「スティック型コードレス掃除機」です。現在はダイソンの公式ページからDC45を注文することが出来ないので、Amazon、楽天市場、家電量販店等からしか購入することが出来ません。

公式ページでは、以前「DC45 MH」「DC45 MH COM」「DC45 MH SF」3つのラインナップが販売されていました。それぞれ標準付属されている専用ツールに違いがあります。当サイトにある「ダイソン 性能比較表」を見ていただければ、付属しているツールをアイコン化しているので機種の違いが一目で分かります。

DC45の本体は、一番初めに発売されたDC35と同じサイクロン技術とブラシレスモーターが搭載されているので、本体の外見はヘッド部の色が違うだけで非常によく似ています。改良された点は「バッテリー」と「モーターヘッド」なので、DC35と性能を比較すると「連続使用時間/充電時間」と「ゴミの集じん率」に違いがあります。

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Dyson digital slim DC45MH

DC45-ルートサイクロンの仕組み

サイクロンは「ルートサイクロン」

サイクロン掃除機で重要視する部分といえば、やはりゴミの分離能力です。なぜなら、サイクロン部のゴミの分離能力が優れていないと、フィルターが目詰まりして吸引力がすぐに低下するうえ、頻繁に面倒くさいフィルターのお手入れをしなければいけないからです。頻繁に面倒なフィルターのお手入れをしないといけない掃除機を使うなら、手間のかからない紙パック式の掃除機を購入したほうがましだと思います。

DC45には「ルートサイクロン技術」が搭載されています。比較的新しい機種に採用されているサイクロン技術と比べると古いサイクロンテクノロジーが採用されていますが、空気中に浮遊するような小さなゴミも先の尖った5つのサイクロン部で分離してくれます。そのため、頻繁にフィルターのお手入れをしなくて済みますし、目詰まりによる吸引力低下も起こりにくくなります。

パウダーのようなゴミも分離するから目詰まりしにくい

「ルートサイクロン」の特許が切れる前に日本メーカーが販売していた従来のサイクロン掃除機には、先の尖った円錐形のサイクロンが搭載されていなかったので、空気中に浮遊するようなパウダー状のゴミを分離する能力は低く、すぐに目詰まりを起こしていました。

上の動画はDC45と全く同じ「ルートサイクロン」が搭載されているDC35(1つ古い機種)です。この蟻地獄のようなルートサイクロンにかかれば、小麦粉のようなパウダー状の微細なゴミも分離されて、下のクリアビンに送り込まれます。結果、吸引力が低下しにくく、フィルタの目詰まりが発生しにくくなる利点があります。

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DC45のゴミの捨て方

ゴミの捨て方

サイクロン部分で分離されたゴミはクリアビンの中に回収されます。この中に見えてるゴミはダイソンからすると大きなゴミです。アレルギーの原因となるような微細なゴミは、クリアビンの中心部分の筒の中に送り込まれています。ここは透明ではないのでゴミを捨てるときまで見えません。

この大きなゴミと小さなゴミはクリアビンの底面にある赤いレバーを押せばフタが開きゴミ箱へ簡単に落とすことができます。このゴミを捨てる際に、勢いよく上からゴミを落とすとゴミが舞ってしまうので、なるべくゴミ箱に近づけて蓋を手で押さえながらゆっくりと開けるようにしましょう。

DC45フィルターのお手入れ方法

フィルターのお手入れ方法/目安

フィルターの取り外し方は手を汚さずに誰でも簡単に取り外せます。はじめに本体上部にある「青いボタン」を押して本体からサイクロン部を取り外します。次にフィルターを本体から剥がして水道ですすぎ洗いするだけです。フィルターは1日で乾くので次の日から掃除をすることも可能です。

ダイソンはゴミの分離能力が優れていると言っても、100%のゴミを分離するわけではありません。どういうわけか円錐形のサイクロンに捕らえられずにフィルター部に侵入する猛者もいます。なので、フィルターが汚れてきたらフィルターを水洗いしなければいけません。

マニュアルにはフィルターのお手入れの目安は一ヶ月と記載されています。しかし、掃除をする頻度によりますが、半年近くフィルターをお手入れしなくても支障はありません。自分の場合、気が向いたときや排気の臭いが気になったときにお手入れするくらいです。

偽者サイクロン掃除機

目詰まりしにくいから頻繁にお手入れしなくてもいい

以前、使っていたサイクロン掃除機やサイクロン集塵機は、一回の掃除でフィルターが目詰まりして、一週間もすれば吸引力が体感で分かるほど低下していたので、頻繁にフィルターを水洗いしていました。粉じんの発生する作業場の床を掃除すれば、1日でフィルターが目詰まりし吸引力も低下していました。

ダイソンは木材を加工した際に発生する空気中を舞う小さな粉じんや大鋸屑を吸い取っても、すぐに目詰まりしないので、不衛生で面倒くさいフィルターのお手入れから解放されました。クリアビンは透明で取れたゴミを確認することが出来るので達成感があり、少し掃除が楽しくなります。

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上は1つ古い型(DC35)の吸引動画

機種名 標準モード MAXモード
DC35(2011年) 28WA 65WA
DC45(2012年) 28WA 65WA
V6(2015年) 28WA 100WA

DC45の吸引力ってどうなの?

吸引力のモードには「標準モード」と「MAXモード」の2種類があります。床を掃除する際はほとんどの方が「標準モード」で掃除されると思います。なぜなら、「MAXモード」で広範囲を掃除すると吸引力は強くなりますが、約5分ほどでバッテリーの容量を使い果たしてしまうほど消耗が激しいからです。この床を掃除する際によく使われる「標準モード」の吸込仕事率は、2015年に発売された一番新しい機種(V6)の機種と変わりません。

従来機種「DC35」の2倍のブラシパワー

また、モーターヘッドへの供給電力が30Wと1つ古い型(DC35)の2倍になっているので、DC45のほうがブラシパワーが強くなっています。そのため、回転ブラシに負荷がかかっても回転ブラシのスピードが落ちにくいので、カーペットにおける集じん性能がDC35よりも向上しています。フローリングのような平らな床の場合は、あまりブラシに負荷がかからないので、回転スピードが同じDC35の集じん性能とあまり変わらないと思います。

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DC45 バッテリー(連続使用時間)

機種名 標準モード  MAXモード  充電時間
DC35(2011年) 15分 6分 3.5時間
DC45(2012年) 20分 8分 5.5時間
DC62/74/V6 17分 6分 3.5時間

DC45は連続使用時間が一番長い

ダイソンの連続使用時間は20分とよく言われていますが、この時間はモーター駆動のヘッドを装着していない「標準モード」の使用時間です。実際はモーターヘッドを装着した場合、16~17分とさらに短くなります。標準付属されている床用ヘッドはモーターヘッドしかないので、床を掃除した場合は20分も稼動しません。

しかし、DC45はモーターヘッドを装着して使用しても20分稼動します。従って、現在(2015年)に発売されているコードレスクリーナーの中で、DC45は一番連続使用時間が長いモデルとなります。ただし、充電時間も5時間半と長くなっています。ほとんどの機種の充電時間が3時間半なので、フル充電するのに約2時間長くなります。

ちなみに1つ古い型(DC35)は、モーターヘッドを装着した場合の連続使用時間が13分と短いですが、充電時間は3時間半とDC45より2時間ほど短くなっています。2LDKくらいの家ですと13分でも掃除することが可能なので、予算を抑えたい場合はDC35もお勧めです。一度家にある掃除機で使用時間を測ってから選んだほうがよいと思います。


DC45のまとめ

まとめ

いかがでしょうか、DC45は2012年に発売されているので、比較的古いモデルの部類にはいりますが、ゴミの分離能力や標準モードの吸込仕事率は最新機種とあまり変わりません。

従来機種(DC35)との違いはヘッドのブラシパワーが2倍にアップしたことと、連続使用時間が7分ほど延びたことです。ただし、充電時間も5時間30分と長くなっている欠点もあります。

ダイソンコードレスクリーナー 性能比較表