差出人: S様
題名: 新しく掃除機を購入したいのですがメッセージ本文:
初めまして。掃除機のことを調べていたらこちらにたどり着きました。とてもわかりやすくて何時間も読んでいました。読めば読むほど段々とどれがいいのか分からなくなってきちゃったので、教えてください。リビング(無垢材)20帖と廊下、8帖の寝室に使用、軽くてお手入れが簡単に出来る、子供の食べこぼしも吸える、という点を重視するとどの掃除機がオススメでしょうか。マキタが欲しいな、と思っていますが…3万円以下で良いものがあれば教えてください!

2017/4 マキタのおすすめモデル

家庭用マキタクリーナーのおすすめ

家庭用モデルのおすすめ

マキタクリーナーのモデルには、集じん方式が「紙パック式」と「フィルター式」の2種類のモデルが販売されています。前者はランニングコスト(A-48511)がかかる短所があるものの、簡単かつ衛生的にゴミ捨てが行える長所があります。後者はフィルターのお手入れが必要な短所があるものの、こまめにゴミ捨てが行えるので強い吸引力を維持できる長所があります。どちらのモデルも電圧に関わらず、3万円以下で購入ができるので予算内におさまります。

軽量にウェイトを置く場合であれば、10.8Vシリーズの「CL106FDSHW(フィルター式)」や「CL107FDSHW(紙パック式)」がおすすめです。フィルター式の製品は、マキタ以外の電動工具メーカーでもよいのであれば、日立工機の10.8Vシリーズの「R10DAL-LCS(フィルター式)」がおすすめです。なぜなら、CL106FDSHWより吸込仕事率が強く、吸引モードを切り替えられるワンタッチスイッチが採用されているからです。

業務用マキタクリーナーのおすすめ

業務用モデルのおすすめ

さらに、強い吸引力と稼働時間を求めるのであれば、14.4~18Vシリーズの業務用モデルがおすすめです。どちらの電圧にも3種類のモデルが販売されており、それぞれの違いは「スイッチ方式」や「集じん方式」に違いがあるだけで、同じモーターとバッテリーが採用されているので、吸引力、稼働時間、充電時間等の仕様(スペック)は同じになります。スイッチ方式や集じん方式がひとめでわかる性能比較表はこちらからどうぞ。

このクラスもマキタ以外の電動工具メーカーでもよいのであれば、フィルター式は日立工機のR14DSAL(14.4V)やR18DSAL(18V)のほうがおすすめです。18Vの紙パック式であれば、リョービのBHC-1800のほうがマキタの業務用モデルより吸引力が強いですが「強モードの稼働音」がかなりうるさいので集合住宅での使用は難しいかもしれません。

上記の機種のメーカーが公表している吸込仕事率は、マキタより劣っているかもしれませんが、体感では明らかに日立工機やリョービのモデルほうが強いです。

なお、マキタの7.2~10.8Vシリーズのフィルター式のモデルや、日立工機のフィルター式のモデルのフィルターは、目詰まりした粉じんを水洗いしないと除去できない「不織布の生地」が採用されているので、マキタの業務用モデルに採用されている生地がサラッとした「高機能フィルター」の装着をおすすめします。高機能フィルターですと、「ダスター刷毛」などを使えばフィルター表面に付着した塵を除去できるので、こまめに水洗いしなくても強い吸引力を維持できるからです。

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2017/4 ハイエンド機(約3万円)のおすすめ

sharp-ecsx320

シャープのEC-SX320

マキタの掃除機より本格的な掃除ができる「モーターヘッド(回転ブラシ付き)」を搭載したハイエンドタイプの製品であれば、軽い操作性で人気があるのは、シャープのラクティブエア(EC-A1R)や、東芝のトルネオVコードレス(VC-CL1300)です。しかし、どちらも2016年モデルなので予算をオーバーしてしまいます。そこで、おすすめなのが、2016年に発売されたシャープの「EC-SX320」です。(重量はEC-A1RやVC-CL1300に比べると重たくなります。)

sharp-ecsx320-充電器

充電時間が競合メーカーより早い

「EC-SX320」は、マキタと同じバッテリーを取外して充電器で充電が行える「セパレートチャージ方式」が採用されているので、電動工具メーカー(約20分)にはかなわいものの、約80分という短い時間で充電が行えます。一般的に競合メーカーのハイエンド機は、満充電するのに3~5時間ほどかかるので、途中で電池がきれてもすぐに掃除が開始できるうえ、予備バッテリー(BY-5SB)を用意すれば稼働時間の延長させることも可能です。さらに、本体を好きな場所に収納しながら充電できる利点も存在します。

sharp-ecsx320-ダストカップ

つまみを回すだけでフィルターのお手入れができる

「EC-SX320」の集じん方式は、マキタのようなダストカップ内にフィルターが配置されている「シンプルなフィルター式」ではなく、吸い込んだ空気とゴミを遠心分離する「1段式サイクロン構造」が採用されているので、フィルターがすぐに目詰まりしにくく、埃を舞い上がらせることなくゴミ捨てが行えます。ダイソンのような超微細なゴミも分離できる「2段式サイクロン構造」に比べると分離性能は劣るものの、フィルターの「つまみ」を回すことにより、フィルター表面の粉じんを除去できるので、埃を舞いあがらせることなく簡単にフィルターのお手入れができます。

マキタのような電動工具メーカーのフィルター式モデルは、前述した「シンプルなフィルター式」が採用されているので、ゴミ捨てを行うたびにフィルター表面に付着したゴミを除去しなければいけません。一方、EC-SX320は、サイクロン式が採用されているので、毎日(28帖、廊下、子供の食べこぼし)を掃除をした場合、フィルターのお手入れは1週間に1回ほどで済みます。

なので、簡単なゴミ捨てやフィルターお手入れを重視する場合、マキタのフィルター式モデルより、EC-SX320のほうがおすすめです。また、電動工具メーカーのフィルターは、モーターへのゴミの侵入を防ぐためなので、EC-SX320のようなハイエンド機ほど綺麗な空気を排出する機能は備えていないので、お子様がいる家庭ではEC-SX320や、マキタの紙パック式のモデルのほうが安心です。

sharp-ecsx210

ちなみに、さらに予算を抑えたいのであれば、2015年に発売された「EC-SX210」というモデルもおすすめです。「EC-SX320」と同じダストカップセットが採用されているので、ゴミ捨てやフィルターのお手入れが簡単に行えます。さらに、バッテリーも同じ「BY-5SB」が採用されているので、充電方式や充電時間も同等の仕様となっています。